オススメ本 「統計のきほん:理系脳をきたえる!Newtonライト データがわかる 数字に強くなる」

20170728日(金)
毎日暑いですね〜。家にいるとうだるように暑いので、時々お茶大にきて涼んでいるゆ〜りです。今日はLALAデスクで質問を待ちつつ、ブログを書いていま〜す。

先日何気なくふと入った本屋さんで、気になって購入したNewtonの9月増刊号の「統計のきほん:理系脳をきたえる!Newtonライト データがわかる 数字に強くなる」がとてもわかりやすく良かったのでオススメします。

文系の私にとっては、これまで統計学なんて苦手で必要なのはわかるのですが、どのように役立つのか明快に理解できていませんでした。正規分布や標準偏差、偏差値の意味を理解できても、それをどのように統計学で応用すれば良いのか解りませんでした。勉強しようと思ってこれまで様々な統計の本を読んできましたが、説明的な文章が多く、1冊の本を丸々読まないと理解できないため、研究の参考文献も読まないといけない中で、統計のために十分な時間が取れない状態でした。そのため、何度か挫折していました。

しかし、この本は各テーマごとにたった2ページで、イラストやグラフを入れながら、統計学の重要な語句の説明や、グラフの見方、統計学による未来予測の方法、仮説検定の仕方などが、ビジュアル的にもとてもわかりやすく説明しており、統計学の面白さに初めて目を開かれる思いでした。文系には文系のセンスがあるように、理系には理系のセンスがあります。そのセンスのポイントが、この本を読んでいると何となく掴めるような気がしてきます。

すでに統計学を一通り学んでいる人には、かなり初歩すぎて、こんなの当たり前のことと感じる方もおられるかもしれません。どちらかというと、統計学が苦手な方、数学が昔から嫌いでもう数字なんて見たくないという方にオススメです。この本を読んでいると、世間にあふれているグラフや統計を批判的に見る力もつきそうです。薄い本なのでぜひ一度目を通してみてください!

Newton関係の雑誌は、基本的には図書館1階の「雑誌コーナー」にあり、この本もそこにあります(1階自動貸出機そば)。また、図書館2階のLALA文庫にも近日中に配架予定です。

Newton第37巻12号が今回オススメした本です。附属図書館のOPAC検索から「Newton」という検索キーワードで「雑誌」で絞り込みをかけて検索してみてください。ただし、雑誌もLALA文庫も貸し出し不可なので、お茶大図書館内で閲覧してくださいね。でも薄い本だからすぐ読めますよ〜( ´∀`)

#ゆ〜り

LALA文庫のおすすめ本紹介『コピペと言われないレポートの書き方教室 3つのステップ』

20170720日(木)
山口裕之『コピペと言われないレポートの書き方教室 3つのステップ』
(新曜社、2013年7月)

LALA文庫No.A2
図書館の請求記号:816/Y24

コピペと言われないレポートの書き方教室


レポートの書き方の基本的なルールについて、どうしてそうなっているのかという「本質的な目的」(本文より)と併せて解説しています。
特に、学部1〜3年生にオススメです。

引用の仕方、引用するWebサイトの選び方(WikipediaやYahoo知恵袋、教えて!gooなどを参照することについても言及されています)、出典の示し方、レポートの標準的な書式、表紙をつけるかどうかなど、押さえておきたい基本中の基本がコンパクトにまとまっていて大変便利です。「脚注の挿入」など、Wordの操作の仕方も写真付きで解説してあり、その場ですぐに操作が試せます。
レポートを書き上げる時に使える「書き方チェックリスト」「できばえチェックリスト」もついています。
課題をこなす際、机の脇に置いていつでも読めるようにしておきたい一冊です。

私自身が、学部の1〜3年生ごろに、出された課題をなんとかこなしつつ、少しずつ身につけてきたこと、「う〜ん、これはこんな感じなのかな?」と経験を元に判断して対応してきたことが、100ページあまり(特に前半の50ページ)の中にぎゅっと詰まっていました!

後半部では、内容面にもメスが入れられます。
「ダメな結論」とは、具体的にどのようなものなのか、「思い」と「意見」とはどのように違うのか、「人それぞれ」と考えてしまうことの危うさってなんだろう…。

皆さんも、「ああ、今書いたレポートの結論、正直今ひとつだったな…」と思ったこと、
「これって、意見って言えるのかな…」と思ったこと、
「結局人それぞれなんだからそれでよくない!? みんなそれぞれ勝手に色々書いてるし、私がなんか言ったってそれが答えでもないんだし…」などと思ったこと、
大学に入ってからに限らず、あるのではないでしょうか。
(私は結構あります(^_^;))

著者の見解を、今の私が読むと、「ああ…」と納得できます。
もしかして数年前だったら、「でも〜」と思ったかもしれないし、「納得できるけど、無理」と思ったかもしれません。
(今でも、「難しいな」とは思います。)
しかし、それでもなんか心に引っかかり続けたのではないかな、と思います。
引っかかり続けたものを考え続けること、もこの本の著者が学生に求めていることの一つでしょう。

レポートの書式にしろ、「レポートを書く」ということの本質にしろ、
普段私たちがなんとなく、もやーっと頭の片隅で考えているようなことを、すうっと形にしてくれる本です。

すぐに読める小さな本ですので、ぜひお手にとってみてください。

#みあ

LALA文庫のおすすめ本紹介『これから研究を書くひとのためのガイドブック』

20170626日(月)
佐渡島紗織・吉野亜矢子『これから研究を書くひとのためのガイドブック』
LALA文庫No.C8
図書館の請求記号816/Sa13


とてもわかりやすく丁寧な文章・論文執筆入門です!
「です・ます」体の柔らかい文章で、まるで先生の前でお話を聞いているかのように、肩の力を抜いて読み進めることができます。

まず引き込まれるのが「はじめに」の文章。

大学や大学院に所属して「学問をする」ということを、著者は「とてもスリリング」と表現します。
さらに、「学問をする」ことで生まれる可能性をとても素敵な言葉で私たちに伝えています(何と書いてあるかは、ぜひ実際に目を通して確認してみてください!)。
続いて、「学問をする」とはより具体的にはどういうことなのか、説明が一歩ずつ深められています。
読んでいると、「勉強(学問/研究)って楽しいことなんだな…」と理屈ではなく実感できる前書きです。

第一部の「文章編」は、著者の考える「学術的文章」の定義や必要な要素について述べた「学術的文章とはどのような文章か」の章から始まります。
語句の使い方、一文のまとめ方、構成の考え方や論点の効果的な示し方、「学術論文」として仕上げるために則るべきルールの解説とつづき、折々読者に考えてもらうための「練習問題」もついています。
「練習問題」はじっくりと取り組まなくても、なんとなく考えながら読み進めるだけでも訓練になります!

「論文編」では、「文献研究」と「実証研究」の両方が取り上げられていて、それぞれの論文作法が詳しく書かれています。
専門分野で使う研究手法はどちらか片方であると思うのですが、先行研究を調査する際には、大抵「文献研究」「実証研究」の両方に触れることになります。
普段なかなか両者の違いを意識的に考える余裕はないだけに、二つの研究の目的や進め方の違いが整理されて示されているのは大変ありがたく、私もとても勉強になりました。

立ち止まって「研究ってなんだっけ…?」と見つめ直したい時にも最良の一冊です。
学年所属年齢問わずオススメです!

これから研究

#みあ

LALA文庫の新刊 その4:大学院生向けのおすすめの本

20170622日(木)
みなさん〜

こんにちは!LALAのちゃちゃです^0^

最近LALA文庫に入った本を紹介します!
その中で特におすすめしたい本があります。
今日はとりあえず大学院生向けにおすすめの本を4冊ご紹介したいと思います。

1.『博士になったらどう生きる?』(2017年3月発行 勉誠出版)
LALA文庫の配架記号:H8 
図書館の請求記号:377.5/H17
lala文庫1
→各分野の先輩たち総勢78名を取材したインタビュー集です。彼らの経験談から今悩める大学院生のみなさんに何らかのヒントを与えられると思いますので、ぜひお手に取ってみてください〜

2.『なぜあなたの研究は進まないのか?』(2016年7月発行 著者:佐藤雅昭)
LALA文庫の配架記号:F6 
図書館の請求記号:377.7/Sa85
lala2.jpg
→研究を生き抜くための処方箋となる一冊です。「研究のための研究」で終わらないために、ぜひこの本をお読みなってください〜

3.『なぜあなたは論文が書けないのか?』(2016年7月発行 著者:佐藤雅昭)
LALA文庫の配架記号:F5 
図書館の請求記号:816/Sa85
lala3.jpg
→論文が書けない理由から症状別に解決策を提示してくれています。理由がわかればきっと失敗を成功に変えられますので、ご興味ある方はぜひご覧になってください〜

4.『1歩前からはじめる「統計」の読み方・考え方』(2016年4月発行)
LALA文庫の配架記号:C13
図書館の請求記号:350.1/Ka48
lala4.jpg
→研究する時に色んなデータを参考にすることがありますよね。「統計」のことを理解して読めばきっともっと良くなるはずです。ぜひご参考に読んでみてください〜

#ちゃちゃ

LALA文庫の新刊 その3:『ぎりぎり合格への論文マニュアル』

20170615日(木)
今年度新たに購入されたLALA文庫の本のご紹介、第3弾です!

『ぎりぎり合格への論文マニュアル』(山内志朗 著)平凡社新書(2001年9月)

LALA文庫の配架記号:A16 
図書館の請求記号:816/Y46


論文マニュアル

…「木登りブタによる、木登りブタのための論文入門」(あとがき)??????


マニュアル本、How to 本が苦手な方にこそオススメのマニュアル本です。
文章のリズムに乗りながら、流れるように面白く読める「論文の書き方」本と言えます。

大きな特徴は以下の三つです。

①ユーモアたっぷりの文章が面白い(メモを取りながら読むと名言集ができそうです)
②論文を書く基礎準備の段階から一歩一歩書き進めてある(精神面、環境面、物理的な面)
③具体例が豊富で実際の作業がイメージしやすい
(ビートルズの曲を例にした「論文的思考」の持ち方、実例とそれに対する容赦ないコメントによる「《タイトル》の良し悪し」や「論文構想」「書き出し」についての解説、論文にふさわしい文章表現の実例など)

引用記号の使い方など、形式面のレクチャーもとても充実しています。
締めくくりは、箇条書き・レベル別の「論文執筆格言集」。とても基本的なことが整理されているので、いろんなことに追われて頭がぐちゃぐちゃになっている時に読むと、初心に帰れます。


読んでいて思わず吹き出してしまい、思わず論文を書くのも楽しいことのように感じてしまえる(実際に楽しい、ですが(⌒-⌒; ))マニュアル本です。

ぜひ一度手にとってみてください!!!

#みあ