wordを自分好みにカスタマイズ!クイックアクセスツールバーを活用しよう

20200122日(水)
こんにちは、LALAの小林です。
wordには様々な機能があり、種類別にタブ(リボン)が分かれています。
アイコンで機能がわかりやすい一方で、「参照設定」や「挿入」などいろいろなタブを行ったり来たりするのはちょっと面倒くさいですよね。
自分のよく使う機能だけ一箇所に集まってたらいいのに…と思うこともあるのではないでしょうか。
ということで今回は自分のスタイルに合わせてwordを活用する方法をご紹介します。

簡単カスタマイズ!クイックアクセスツールバー

💡よく使う機能をワンクリックで一発登録!
カスタマイズは難しくて時間がかかると思っていませんか?
じつはクイックアクセスツールバーは一秒でカスタマイズ可能なのです!

クイックアクセスツールバーとは?
0000.png
↑コレです。
皆さんも普段保存や印刷をする際に使っているのでは?
じつはこの部分にお気に入り機能をどんどん追加していけるのです!

=追加方法=
A.超簡単版
ツールバーに追加したい機能を選んで右クリック
※Mac版では使えません

B.ちょいムズ版(Mac用)
①クイックアクセスツールバーの右端の▼をクリック
②追加したい機能を選んで真ん中の「→」ボタンをクリック
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これだけ!
よく使う機能をクイックアクセスツールバーにブックマークしていきましょう!
機能の並べ替えは「ドラッグ」で、削除は「右クリック」でできますよ。(Chromのブックマークバーのような使用感です)

カスタマイズのヒント

🌸クイックアクセスツールバーに追加したいオススメ機能
アウトライン/印刷レイアウト
000002.png
アウトラインを確認しながらレポートを書き進めたい時、アウトライン表示と印刷表示の切り替えは意外に面倒なもの。ツールバーに登録しておけばワンクリックで表示切り替えができるので、より快適にアウトライン機能を活用できますよ。
アウトライン機能の使い方はこちらの記事をご覧ください!

🌸ツールバーに追加しなくてもよし!wordで使えるショートカット
・太字 ctrl+B Bold
・下線 ctrl+U Underline
・斜体 ctrl+I Italic
・蛍光ペン ctrl+Alt+H Highlight
・置換 ctrl+H
・検索 ctrl+F Find
・印刷 ctrl+P Print

🌸さらに使いやすくするには
ツールバーを右クリックして「リボン下に表示」を選択すると、タブメニューの下に表示されるようになります。
編集画面に近くなる上に、アイコンに色がついて見やすくなるのでオススメです!
※Macでは使えません。

クイックアクセスツールバーはExcelやPowerPointでも同じ方法で設定ができますよ。
よく使う機能をとりあえずブックマークしておくだけでも効率アップまちがいなしなので、みなさんもぜひためしてみてくださいね。

図表作成に使える!オススメ無料ツール4選

20191217日(火)
こんにちは、LALAの小林です!
レジュメやプレゼン資料を作る際に、意外と苦労するのが図表作り。
Wordやパワーポイントの図形機能が使いづらくて困っている人も多いのでは?
そこで今回は、図表作成に使える便利なツールをご紹介します!

フローチャート・概念図 
draw.io https://www.draw.io/
図形をドラッグ&ドロップで直感的にフローチャートや概念図を作成できるツール。
登録やダウンロード不要ですぐに使えるのも魅力。作成途中のデータはPCやクラウドに保存することができますよ。
drawio.png

おすすめポイント
☑️ドラッグするだけで簡単に矢印や線で図形をつなげられる!
wordやパワポで図形同士を線で結ぼうとすると、図形を描いてから直線ツールでつなげて…とかなり手間がかかりますが、draw.ioなら図形の頂点をドラッグするだけで簡単に線が引けちゃいます!図形を動しても自動で線を引き直してくれるのでとっても便利!
☑️様々な形式での出力に対応
作った図表はpngやjpgなどの画像形式で出力可能!
wordやパワポで作った画像はと移動するたびに崩れてしまうこともありますが、1枚の画像になっていれば文章内での拡大縮小や移動が簡単にできますよ。



マインドマップ
mindmeister https://www.mindmeister.com/
オンラインで利用できるマインドマップ作成サービス。直感的な操作と豊富なスタンプでかわいくマインドマップが作れますよ!
ダウンロードば不要。無料で作成可能なマップは1枚だけですが、1つのマップ(ファイル)に複数のマインドマップを作ることもできるので、無料でも十分活用できますよ。
mindmeister.png

おすすめポイント
☑️絵文字や装飾で可愛く!わかりやすく!
mindmeisterの特徴は装飾機能の使いやすさ!
絵文字や色変え、枠の変更など、装飾に必要な機能がパッと目につくところに配置されているので、ペンでただ書くよりも見やすくてかわいいマインドマップが簡単に作れます!



グラフ 
chartblocks https://app.chartblocks.com/
データをもとにおしゃれなグラフが簡単に作れるサービス。
エクセルやスプレッドシートをインポートするもよし、直接データを入力するもよし。
円グラフや折れ線グラフなど様々な種類のグラフがワンタッチで作成できますよ。
cahrtblock.png

おすすめポイント
☑️あらゆるサイズに対応!
グラフ作成後に画像のサイズを変更できるレスポンシブルグラフなので、プリント用に作ったグラフをポスター用に大きくしても綺麗なまま印刷できますよ!各種SNSへの共有機能も充実しており、様々な媒体でグラフを使うことができます。



インフォグラフィック
canva https://www.canva.com/ja_jp/
おしゃれデザイン作成ツール決定版!
豊富な素材とテンプレートで誰でも簡単におしゃれなポスターやインフォグラフィックを作ることができますよ。
文章に挿入する画像を作るのではなく、全体的なデザインをしたい時にオススメです。
ちなみに、LALAのしおりやポスターはコレで作っています。
canva02.png

おすすめポイント
☑️かわいい日本語フォントが充実!
インフォグラフィック作成ツールは英語向けが多く、日本語のフォントは簡素なものしかない場合がほとんど。
その点canvaはかわいい日本語フォントが種類も多いので、おしゃれ度がワンラクアップ!
☑️高さや幅を合わせやすい自動ガイドが便利
canvaでは自動で他の素材との高さを合わせるガイド線が表示されるので、デザインを整えるのも簡単。
「円の真ん中にテキストを置きたい!」という時も、ガイド線があればバランスよく配置できますよ。



いかがでしたか?
最近は使い方を見なくても直感的に操作できるツールがほとんどなので、PC操作が苦手な人にも使いやすいものがたくさんありますよ。
今使っているソフトが合わないな〜と思ったら、上に紹介したようなツールをぜひ使ってみてくださいね!


小林

word「アウトライン表示」を活用しよう!②

20191122日(金)
こんにちは。火曜11:00 - 13:00 と 金曜13:00 - 15:00 にLALAデスクを担当している、林です(音楽学専門)。

前回の記事
では、wordの「アウトライン表示」機能の基本的な使い方についてご紹介しました。
今回は、wordのアウトライン表示で作った文章を、どのように powerpoint へ応用するかを紹介します。



1:wordでアウトラインを作る

 
前回の記事のように、もともとアウトライン表示で文章作成をしてしまうと楽です。
その際、大見出し=スライドタイトルをレベル1、地の文をレベル2以降で作っておくと、スライドへの反映がスムーズになります。

→注意!
・元の文章をアウトラインで作成していない場合は、スライドに含める任意のテキストには、見出しの書式を適用する必要があります。 標準スタイルを適用した場合、そのテキストは Word から PowerPoint に送られません。


2:保存してwordを閉じる


 「名前をつけて保存」から、保存形式を「リッチテキスト形式 (.rft)」で保存します(macOSではリッチテキスト形式で保存しないとPowerpointにインポートされません)。




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3:Powerpointを開き、インポートする


 空白のパワーポイント(新しいプレゼンテーション)を開いたら、「新しいスライド」の▼タブから、「アウトライン表示(バージョンによってはアウトラインからスライド)」を選びます。



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ファイルの選択画面になるので、先ほどリッチテキスト形式で保存しておいたファイルを選択すると、

スライドの中に、アウトラインで作った構成が反映されます!




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スライドのデザインは後から調整するにしても、はじめからタイトルや内容が書き込まれていれば、構成を一目で確認する事ができます。

スライドを使用したプレゼンテーションの準備は「長期戦」です。
実際にパワーポイントを開く際には、迷わずに作業を進められる道筋をつけておきたいですね。
もちろん、自分にあった方法が一番ですが、まだ試していない方はぜひ試してみてください!

word「アウトライン表示」を活用しよう! ①

20191025日(金)
こんにちは、(火) 11:00 - 13:00 と (金) 13:00 - 15:00 のLALAデスクにおります、林です(専門は音楽学)。

急に寒くなり、あっと言う間に今年も残すところ1ヶ月あまり
卒業年度の皆さんは言うまでもありませんが、その他の学生さんもゼミや学会での発表、レポートの提出など、忙しくなってくる季節です。さあやるぞ!とPCに向かっても・・・最初の1歩を始めるのがなかなか難しい(面倒な)ことも。

そんな時、スライドやリサーチペーパー等の「設計図」を立てる際に、便利なのがwordの「アウトライン表示」機能です。


1. 「アウトライン表示」画面の出し方


「アウトライン表示」は、word文書作成ページの「表示タブ」から選ぶ事が出来ます。

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また、この表示方法をやめたいときには、右端の「アウトライン表示を閉じる」をクリックすると、見慣れた印刷プレビュー表示に戻ります。(「アウトライン表示」から「印刷プレビュー表示」に戻すと、各項目の左側に■がついていますがこれは印刷されない記号です)
また、フォントや色の操作は、普通の文書と同じように、「ホーム」のタブから行う事が出来ます。


2. 便利なポイント① ストレスフリーに箇条書きが出来る


スライドでもリサーチペーパーでも、思考を組み立てる際には最初に「ブレインストーミング」を行うことが推奨されています。これは、自分がテーマについて思うこと、考えていること、知っていることを、思いつくままに文字起こししていく作業です。従って、まずは優先順位や区別をせずに同等のレベルで並べていく、つまり箇条書きの書き方が最も適しています。

wordで箇条書きをしていくと、後から間の行を抜いた場合に箇条書きの数字がずれたり、複数行にまたがる際には文頭を手動で揃えるはめになったり、といった小さなストレスが生じる事もあります。

アウトライン表示なら、最初から箇条書きの書式であるため、そのようなストレスとは無縁です。


3. 便利なポイント② 「レベル」設定で大まかな構成を決めよう


はじめにカーソルが置かれている位置は、「レベル1」の位置になっており、「レベル」の数字が上がるほど下位の入力が可能です。「レベル」は1-9までありますので、全体構成が最大9レベルまでの段階に分けることができるということになります。そこで、まず「レベル1」に最も外枠の情報を入れていきます。

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「レベル1」で全体の大きな柱が出来たら、次の枠を「レベル2」で作っていきましょう。

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「レベル」を修正したい場合も簡単です。
カーソルを修正したい文章の文頭に合わせるか、文章全体を選択して、「レベル」のタブから選び直しましょう。
修正が簡単なので、全体構成の練り直しがスムーズです。また、項目が増えてきても、「レベル」タブの下にある「+」「ー」を使うとレベルに応じて折りたたみができるため、文章の全体像を把握し直すのに便利です。


さて、次回は、このアウトライン表示を構成の段階だけではなく、スライド作成や「目次」作成にどのように役立てられるかをお話しします。

LALAデスクでは、論文やレジュメなどの構成段階でのご相談をいただく事も多いです。
1人で考えるのが難しくなった時は是非いらしてくださいね(=゚ω゚)ノ

Excelで出来る!文献管理がしやすくなる2つのポイント

20191023日(水)
こんにちは、LALAの小林です。
文献管理ソフトを使ってみたけどなんだか使いづらい、もっとシンプルに文献情報を整理したいという方にオススメなのが、Excelでの文献管理
とはいえ、すでにExcelで文献管理してるよ!という方も多いはず。
そこで、今回はExcelをもっと便利に使うポイントを二つご紹介します。

ポイント1 書誌情報を項目別に記入

項目ごとに分けておけば検索やソートが使いやすいですね。
雑誌名や訳者名、原典書誌情報など、文献の種類によってあったりなかったりする情報はいくつかまとめてしまってもいいかもしれません。
読了日や評価のセルを設定すれば、読書記録もつけられます!

ポイント2 書誌情報をまとめて表示する数式を作る

セルをコピーしてもWordに文章を貼り付けできますが、微妙な隙間を直すのは大変。
そこでお勧めしたいのが数式の設定です!
【数式の設定方法】
①新しいセルに数式>関数の挿入>CONCATNATEを選択
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②「文字列」に必要な書誌情報に該当するセル番号を入力
この時、コンマやカッコを自動的に挿入するように設定しておくと便利ですよ。
文献の種類ごとに数式を設定しておくのも良いかもしれませんね。
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③数式の設定をコピーすれば完成!

セルの右下に表示される+マークを下にドラッグすれば、数式がコピーされますよ!
完成した書誌情報をWord貼り付ける時は、貼り付け設定を「文章のみ保持」にするのがポイント。
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私はなかなかしっくりくる文献管理ソフトが見つからず、最近はこのExcelリストとEvernoteを併用中。
ネットで見つけた気になる論文はEvernoteにどんどん保存していって、読み終わったものの書誌情報を読書記録もかねてExcelに残すという使い方をしています。

Evernoteはこちらの記事で紹介しています。
また、こちらの記事ではジャニスさんが文献管理ソフトを紹介していますよ。
皆さんも自分に合う文献管理方法をさがしてみてくださいね。