LALA文庫の新刊

20181227日(木)
今年もあとわずかとなりましたが、どのような一年だったでしょうか?
LALAデスクも今日が今年の最終日となりました。

レポート・論文も自分の意見を書くことが肝要ですが、読み手にいかにわかりやすく内容を伝えるかも重要です。

LALA文庫の新刊
G13 『一番伝わる説明の順番』田中耕比古著
(この本の所蔵は学内ではLALA文庫のみです)
の紹介をします。

LALA文庫の紹介
日頃の生活や大学での授業で、何かを説明する場面はいろいろありますよね。
例えば、新しく知り合いになった人に自己紹介する時とか、授業の時に卒論でやりたいことを説明するとか、などなど。
どうすれば、本当に言いたいことが相手に伝わるのでしょうか?
まずは「自分の頭」を整理してから何を言いたいかを決めることが重要と考えがちですが、この本では「相手の頭」を整理しながら伝える技術を紹介しているところが斬新です。

この本では、わかりやすい説明とはあたかも「地図」を相手と一緒に広げて見るように説明をするイメージで解説しています。地図を広げて、どの地域(範囲)のどの地点について説明するかを最初に述べて、それから本題に入るようなイメージです。

説明はコミュニケーション(情報の共有と伝達)である」。「相手の情報レベルに立つ」こと。やはり「相手」ありきということでしょうか?

本書では重要な箇所には緑色のマーカーで印がつけてあり、そこだけを拾い読みをして、ポイントをおさえることも可能です。

レポートや論文にしても口頭発表にしても難しいことを簡単な言葉でわかりやすく伝える技術を取得したいですね!

さてLALAデスクの新年の仕事はじめは1月4日(金)となります。
レポート、卒業論文の構想、修士論文、研究計画書、情報検索などなどの学習相談をお待ちしております。

よいお年をお迎えください。

#後藤
#LALA文庫

Wordでできる!かんたん文献管理

20181226日(水)
はじめまして!
12月からLALAになった小林です。
さっそくですが、今回は参考文献管理の豆知識をご紹介します。

みなさん、参考文献はどの機能を使って「挿入」していますか?
おそらく、Wordをお使いの人のほとんどは、「注釈」機能を使っているのではないでしょうか。

注釈機能は使いやすいけど、文献情報をいちいちコピーしなきゃいけないし、参考文献リストは自分で整理しなきゃいけない。
論文が長くなって、引用する文献が増えると、ちょっと不便ですよね。
とはいえ、文献管理ソフトは難しそうで手を出しにくい…。

そんなあなたにご紹介したいのはこちら!
02.png
「引用文献の挿入」機能~!!
なんと、文献管理ソフトのような「参考文献管理」や「文献リストの作成」がWordの中だけでできちゃうんです!



【「引用文献の挿入」機能とは】
文献情報の管理や文中への挿入、参考文献リストの作成ができます。
文献情報はすべてのWordファイルで使用可能
01_20181226161549281.png
※画像はWord2016年版。

*こんな人におすすめ
・ 引用する文献が多い
・ 簡単に参考文献リストを作りたい
・ 同じ文献を別の論文で繰り返し使うことがある



【使い方】
*文献を登録しよう

①「引用文献の挿入」>「新しい資料文献の追加」を選択
03.png
②文献情報を入力→「OK」で完了
04.png



*文献情報を挿入しよう
①挿入したい場所をクリック
「引用文献の挿入」>挿入したい文献情報をクリック
※引用スタイルを変えたい場合は、「スタイル」のプルダウンリストからまとめて変更できます。
07.png



*文献情報を整理しよう
「資料文献の整理」を選択
②使うものだけ右側のリストに残す。
※マスターリストにはWordに登録されたすべての文献情報が表示されるので、昔論文に使った文献情報を引き出すこともできますよ。
05.png



*文献目録(参考文献リスト)を作成しよう
①挿入したい場所をクリック。
「文献目録」から見出しの種類を選択。
06.png



[おまけ]文献を探して登録しよう
08.png

「リサーチツール」を使うと、文献の検索と登録もWordの中でできちゃいます。
ただ細かい検索式には対応していないようなので、本格的に探したいなら別の文献検索ツールを使うのがおすすめです。



Wordって思っているよりいろんなことができるんですねえ。
「引用文献の挿入」機能、みなさんも使ってみてはいかがでしょうか。

#小林

論文が行き詰まった時にオススメLaLa文庫

20181221日(金)
こんにちは!
LALAの山岸です。
12月も後半に入り、
次の3月で卒業、修了予定の方の中には、論文に追われてどうにもこうにも・・・という人も多いのではないでしょうか・・・!?
はい、私もそんな一人です。

今日はLALA文庫にそんな状況にぴったりの本を見つけましたので、ご紹介いたします!

佐藤 雅昭
2016『なぜあなたは論文が書けないのか』大阪:メディカルレビュー社.
(LALA文庫F5)


著者の佐藤さんは東京大学医学部附属病院呼吸器外科講師の方であり、この本の中では、これまでのご自身の論文執筆経験、論文指導経験、そしてときには医学的見地にも基づいて、論文をより効率よく書き上げるためのポイントが検討されています。

中でも、特にこれは今すぐ実践しよう!と思ったことが次の2点です!

コマ切れ時間 →単純作業に使う
まとまった時間→知的作業に使う

論文の結論を1〜2行でいつも言えるようにしておくこと


佐藤さんは結論の存在について、とても素敵な書かれ方をされています

・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆
「論文はあなたのイイタイコトを伝えるのが目的であり, イイタイコト(=結論)は, 砂漠を旅するときに常に進むべき方向を教えてくれる北極星のような存在です。」(p.63)
・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆

その他にも、はっとさせられる助言が満載で、論文のほか、日頃のレポート作成などにも大変おすすめの書籍ですので、少し行き詰まったら是非LALA文庫コーナーを覗いてみてください。

LALAデスクでは論文の各種相談・最終チェックなど随時承っております。
ぜひぜひ、息抜きがてら来てくださいね♪(/・ω・)/ ♪