自己紹介&フェミニスト経済学について

20190628日(金)
こんにちは、月曜日11-13時と金曜日15-17時にLALAデスクにいます、ジェンダー社会科学専攻のジャニスです。

遅ればせながら、自己紹介を少し。

わたしの専攻はフェミニスト経済学です。フェミニスト経済学は、「経済学とは何か」という問いを突きつける分野です。わたしはその性格に惹かれて学んでいます。(経済学という名前がついているのに、いわゆる「経済学」ではないというひねくれたところがあります。)

もともと生物学専攻の学生だったのですが、20代の終わりにフェミニスト経済学という分野があることを知って、経済学専攻として学部に入り直し、しばらく働いてから大学院に入りました。

主軸になる問題意識や考え方はフェミニスト経済学ですが、ともすれば経済学という学問領域とは関連が薄いと思われがちなクィア理論や植民地主義研究、障害学といった分野にも関心を持ってきました。

大学院に入るまでは、自主的な勉強会を開いたり、研究会やゼミに参加したりしながら、勉強を続けてきました。お茶大の院を選んだのは、そうやって勉強を続けているなかでできた仲間がお茶大関係の人たちだったから、というのが大きいです。

いまも定期的に勉強会は続けています。英語の文献を使うことが多いのですが、上記分野に関心のある方はぜひ声をかけてくださいねー。

● フェミニスト経済学については、こちらの講演録をぜひ。
足立眞理子,2013,「女性と経済 : フェミニスト経済学のあゆみ」『女性学講演会』. 16, p.51-81.


#ジャニス

SPSSを使った統計解析をしたい方へ

20190624日(月)
こんにちは 月曜日午後を担当しています、中村です
梅雨ですね 傘をさしながら図書館の横を通る皆さんを眺めながら、
ブログを書いています

今日は、SPSSを使った統計解析についての本を紹介します。
卒論や修論で質問紙調査をやりたい!という方は、
まず「統計」という壁にぶち当たります。特に、文系は(笑)
数学が苦手な人が多いと思いますが、
実際に解析をする時はソフトが全部やってくれるので、
問題ありません
しかし、理論的なことを理解しようとした時、専門書では数式ばかりでよく分からない
途中で諦めた
という方は少なからずいるのではないでしょうか。。。

そこで、数学苦手な人でも分かりやすい統計の本をご紹介します!

LALA文庫I3
『すぐわかるSPSSによるアンケート調査・集計・解析』第5版 内田 治著
I3切り取り

この本の良いところは、
①アンケート調査の基本事項から解析方法までが一冊で分かる!
②例題が具体的で、実際の調査をイメージしやすい!
③SPSSの操作方法まで分かる!

一冊でここまで網羅してくれている本は、ありがたいですね。
「どんな方法」で調査をして、「どんなデータ」を取ると、何が分かるのか。
特に、「実際の質問項目にするとこんなカンジ」という具体例が載っているので、
数学が苦手な人もデータ収集から解析までの流れをスムーズに理解できます。
研究の調査設計に役立つ一冊です。

アンケート調査でどんなことが分かるのか、一冊で大体把握でき、
アンケート調査をしようかどうか、迷っている人へのオススメの一冊。



LALA文庫I4 
『SPSSによる統計処理の手順』第7版 石村貞夫・石村光資郎著
I4

アンケート調査をどんな人たちにするかは決めているけど、
どうやって質問紙を作ったらいいか、迷っている方へオススメの一冊。

質問紙を作る際、どうやって分析するかを先に考えることが重要です。
こういう分析をすれば、こういう結果を得ることができる
ということを先に知っておけば、
目的から分析までの流れをスムーズに考えることができます。

この本の良いところは、冒頭で、
こういうデータをとる → この統計処理を使うべき
何を知りたいのか → この統計処理を使うべき
ということが図示されていて、非常に分かりやすい!
自分のやりたいことに対して取るべき方法が整理されます。


最終的に、この方法で分析するというのを決めたら、
自分が使いたいと思っている統計手法の部分だけ、複数の書籍で確認するのがオススメです。
いくつかの事例を見ることで具体的なデータ収集から分析までのイメージがわきます。

統計処理を用いるには、勉強しなくてはならないことがたくさんあって、
大変だなぁと思われるかもしれませんが、
数字で明確に結果が出てきた時の爽快感はなんとも言えません。
最初から一人で解析するのは難しいので、
講義で知り合った先生や研究室の先輩に助けてもらうことも重要です。
諦めないで、是非チャレンジしてみてください!!

文献管理プログラム (Citation Managers) を使ってみましょう

20190617日(月)
こんにちは、月曜日11-13時と金曜日15-17時にLALAデスクにいます、ジェンダー社会科学専攻のジャニスです。

今回は文献管理プログラムについてご紹介します。

レポートや論文を書くときは、直接引用した文献や、議論の根拠とした情報源がどこにあるのかを読者に分かるように書きます。今回ご紹介するのは、そうした情報を整理する助けとなるプログラムです。

■ 全体的な仕組み
文献管理プログラムは、自分だけにカスタマイズした文献情報のデータベースの1) 作成と 2) アクセスと 3) 利用を容易にしてくれるものです。

文献情報というのは一般書籍でいうと、タイトル、著者名、発行年、言語、出版社、発行された国・都市名、といったものです。こうした情報が数件程度であればいいのですが、大学生活を送っていくうちに、おそらくそれらは膨大な数になります。数が増えるだけならいいのですが、文献情報というのは本の形ではなく、論文はもちろんウェブサイトや公文書、映画や楽譜…と様々なかたちを取ることになる場合もあります。そうなってくると管理はいっそう難しくなります。

そこで個々人がFileMakerやMicrosoft Accessなどを使ってデータベースを構築してもいいのですが、執筆を前提とした文献などの情報管理に特化した多数のプログラムが全世界のモノを書く人たちのためにすでに用意されているのです。このように便利なものを使ってみない手はありません。

いずれのプログラムを使う場合でも、各管理組織はデータベースをインターネットからアクセス可能にしており、各ユーザが専用アカウントを使って、複数の端末から同一の(その都度最新の状態に更新された)データベースにアクセスできるように設定できるようになっています。つまり基本的な仕組みは小林さんが先日紹介されていたクラウドメモと同じです。

外出先のコンピュータを使うときはブラウザを使ってウェブサイトからアクセスし、個人所有のラップトップにはデスクトップ上にアプリケーションを常在させ、スマホ用のアプリが用意されていればそれを使う、ということができます。

■ 文献管理プログラムできること
文献管理プログラムと一口にいっても、無料・有料ともに膨大な種類があります。英語のウィキペディアでは様々なソフトの違いが比較されています。https://en.wikipedia.org/wiki/Comparison_of_reference_management_software

2019年6月現在、お茶大図書館ウェブサイトで紹介されているものは、RefWorks、 Mendeley、 EndNote です。
※RefWorksについて、お茶大では2019年9月で契約を中止することになっています。

わたし自身はずっとRefWorksを使ってきました。それに加えて、オフラインでも情報が管理できるものに切り替えよう思いZoteroというプログラムを使い始めたところです。

迷うほどの種類があるのですが、幸い(!)どのプログラムを選んでも、以下のことができます。
 ● 文献データベース (PubMedなどの論文データベースはもちろんOPACなど)から文献情報を入力すること
 ● 個々の文献情報をフォルダーやグループ別に分類・整理すること
 ● 文献情報に紐づけてPDFファイルを加えること
 ● Microsoft Word や同様の文書作成プログラムで様式 (styles) に合わせた文献一覧表を作成すること
 ● 自分自身のデータベースのすべて、もしくはその一部を、適切なアクセス制限を設けたうえで他のユーザと共有すること

そして何らかの事情でデータベースを移動させたり、使用するプログラムを変更したりする場合でも、たいていのプログラムは基本的な文献情報にかんして出し入れすることはそれほど難しくない作りになっています。なので気軽に使い始めてみましょう。

■ いつから使うの? −−リサーチを始めたらすぐに使い始めるのです!

論文を書く前には、調べ物をして記録を取りますよね。その時点から使い始めます。

このエントリーでは「男性性」についてレポートを書くことになった場合を考えていきます。まずは先生に勧められた『介護する息子たち』という本を探してみることにします。いま見たところ、お茶大図書館には電子版が、文京区の図書館には印刷版があるようです。

全国の大学図書館の蔵書を探せるCiNii Booksで検索すると2019年6月17日現在222館に所蔵されています。
https://ci.nii.ac.jp/ncid/BB23155914
こちらのページをみると、右下に「書き出し」というかたまりがあります。
  RefWorksに書き出し
  EndNoteに書き出し
  Mendeleyに書き出し
  Refer/BibIXで表示
  RISで表示
  BibTeXで表示
  TSVで表示
  ISBDで表示


読み込むプログラムに合わせて、これらのいずれかを使います。
RefWorksやEndNote、 Mendeleyは該当のボタンをクリックすればいいので、かんたんですね。ZoteroならRIS形式が読み込めるので、それをデスクトップ・アプリに取り込むことができます(もしくはウェブクリップ機能を使って取り込みます)。

この作業を開始する(該当ボタンをクリックする)前に、RefWorksならウェブサイトからログインしたり、Zoteroならデスクトップ・アプリを立ち上げておいたりすると、スムーズに作業ができるはずです。

どの文献管理プログラムでも、書籍や論文以外のリソースについて情報を入力することができます。このとき最終的な出力形式で必要な情報を不足なく入れておくことが大事です。また文献情報と合わせて個人ノートを書いておくこともできます。

EvernoteやDropboxをすでに利用しているのであれば、そうしたデータベースの情報と連携させておくこともできます(たとえばEvernoteのノートから共有リンクを生成して、それを文献管理プログラムの該当資料エントリーのフィールドにコピペしておくなど)。

文献情報は自動で入力する以外にも、手動で一つずつ入力することもできます。

■ あとで探しやすいように分類する
文献情報を取り込むのは大変簡単なので、文献管理プログラムのデータベースはなんでも入れがちになりますが、最初の入力時点で、フォルダ分けやタグ付けで、分類のところまでやっておくと、あとの作業が楽になります。

フォルダやタグは執筆課題ごとで分けておくのがおすすめです(出力時の手間を省くため)。具体的な課題が定まる前段階なら、テーマごとでも問題ありません。

いざとなれば全部検索できるとはいえ、未来の自分のために、分類しておく手間を最初は惜しまないのがコツです。

文献管理プログラムの各エントリーにはアブストラクトやノートのフィールドがあるので、資料の要約やキーワードを入れておくのも便利です。

■ 文献情報を出力する
必要な文献情報がすべて文献管理プログラムに入力できたら、それを出力することができます。

各プログラムにはMS Wordへの追加機能(アドオン)が用意されていますので、それを利用して引用参照していくことはもちろん、書き上げた論文の最後につける文献リストを作ることができます。ただし慣れないうちはとくに、要求されたスタイルに合わせた文献リストを作成する作業を提出締め切りギリギリにしてはいけません(経験者)。

ということで、最初の一件を入力したら、そのエントリーを選んで、出力の機能を一度試してみましょう。また、文献購読や勉強会などで報告担当者になったときに、レジュメの冒頭におく文献の基礎情報を、表記の確認を兼ね、文献管理プログラムからスタイルを指定して出力してみるのもおすすめです。

■ 使い方がわからないときは…
共通機能があるとはいえ、それぞれの文献管理プログラムには得意・不得意があります。各プログラムの運営組織や大学図書館、ユーザによって、便利な機能が紹介されています。

とくに初めて使うときには、画面の遷移をそのまま写している動画での解説が分かりやすいです。たとえばこういう動画があります(音がなくても理解できます・まどろっこしい部分や不必要な部分は飛ばしても大丈夫です)。
  ● Mendeley文献情報を集める編 オンライン講習会
    https://www.youtube.com/watch?v=Qx8vzA0LdJc
  ● RefWorks(Legacy Version)の使い方 - 基本から実践まで
    https://www.youtube.com/watch?v=htEVdDVw6_k
  ● Learn Zotero: Step by step tutorial
    https://www.youtube.com/watch?v=HwCL3qozuB4
  ● EndNoteの基本的な使い方
    https://www.youtube.com/watch?v=j9ybysg7nZU

文献管理プログラムを使うと、他の人と文献情報を共有することも容易にできます。グループ課題や共同研究に取り組むとき、同じ資料を参照したり、自分が見つけた資料を仲間に紹介したりするときに、文献情報ごと共有することができます。また同じプログラムを利用している仲間と情報交換できると心強いものです。周囲でこうしたプログラムを使っている人がいないか(身近にいなければLALAデスクで聞いてみてください)、使ったことのある人がいれば感想も合わせて、聞いてみましょう。

#ジャニス #文献管理

『プレゼンテーション・学会発表・授業発表」を控えたあなたへ』

20190613日(木)
こんにちは、木曜LALAの菰田です(゚∀゚)

きょうは、随分と知られた著書ではありますが、
LALA文庫から、こちらの本をご紹介します.゚+.(・∀・)゚+.

プレゼンテーションの技術

研究にとって、何が大切か、というと、そうプレゼン・・・

寡黙で実直で、内向的で、表現下手だけど、研究においては頭の切れる鋼の人。
というイメージのある研究者。

個人的にはそんなタイプの研究者は大好きです。
そして、そのタイプの方でも、研究を成り立たせていける世の中であるべきだと考えてもいます。

また、研究の短期間での’成果’を発表することが’社会的責務’のように一律に述べられることは、長期間を要する根源的な研究の存在意義を脅かすことへも繋がる••• 研究のあり方については、私の愛読書である永田和宏氏『知の体力』にも言及されています
この本についてはまたご紹介します!

しかし実際問題、研究を進めていくと必要になってくるのが、その研究の意義や成果について、周知をする能力。
そう、プレゼンテーション能力です

特に私の研究では、希少疾患を対象としているため、その疾患の理解を促進するためにも、
「研究を進めたら、それを世界に公表する」作業はいわば不可避。というより
それをしたいから、研究をしている側面もあります。

でもプレゼンテーション、というと、身構えます。
彼ら(マッキンゼー)のプレゼンテーションは基本的に「対価を得られるかどうか」がかかる異質なものでもありますし、マッキンゼーというと「1を100にもしてしまう、資本主義のてっぺん集団じゃないか!」なんて
思うかもしれません。

この本にさっと目を通して見ると・・・無駄がない情報の羅列で、
プレゼンに長けた人々がいかに「試行錯誤」をし「プレゼンに長けた状態へ」と自己構築していったのかが分かります。

実際のプレゼンテーションでまさにこうなんですよね・・・

「目的」「説得したい相手」「持ち時間」を明確にすることから、レクチャーは始まります。
あ、その前のイントロダクションでは、「プレゼンテーションの担当になってしまったことへの不幸」を受け入れることからスタートし、プレゼンの技術を’自転車に乗れるようになる’ことに例えていることも見逃せません。

そして、ここが肝要、リハーサルの重要性も説いています。「うまくやるため」ではなく「欠点をみつけるため」に。  
私がこの本で最も心くすぐられたセクションは「ユーモアを真面目に使う」。
建設的ではない ’ユーモアは不安の証’であることに気づいた筆者が自らの経験をもとに書いています。
とある学会に出席していた時に、まさに’よく分からないユーモアの乱用’にちょっぴりウンザリ感じてしまったことが…

真面目そうな雰囲気のドクターが(恐らく会場の笑いを取ろうと)本編とは関係のないギャグ?を数回言ったのですが、
ついつい・・・言いようのない気持ちになってしまった私。
確かに、人を惹きつけるには聞き手に楽しんでもらうことも重要だとは感じますが、「聞き手に受け入れられているか不安」から繰り出されるユーモアは、本末転倒感が否めなくなってしまいます。

ちょっと、視聴率が取れないと困るから、やたらとお笑いの方向に持っていこうとするドキュメンタリーを見てる感じ
(〃▽〃)

これは、気をつけなければいけませんね(って、そんな余裕すらないのですが)…(-∀-)

そして、最後にある
プレゼンテーション・チェックリスト
は、自分のプレゼンテーションをさらなるブラッシュアップへと導いてくれそうです

個人的にも、10月にメキシコの学会でミニプレゼンテーションを控えている身
今は他の作業に忙殺されていますが、8月(夏休みの準備期間)に入ったら、この本を再度読み直して
(その出来に悔いが残るのは仕方なし、としても)準備に悔いなきようにしていきたいと思います

#こもだ

課題レポート執筆時、参考になるウェブサイト

20190610日(月)
こんにちは、月曜日11-13時と金曜日15-17時にLALAデスクにいます、ジェンダー社会科学専攻のジャニスです。

レポートの書き方全般については時間があるときにぜひLALA文庫などから、ご自身のニーズに合った書籍を選んで読んでみることをおすすめします。

時間がなく本を読めと言われてもどれを読めばいいか分からないときはどうしましょう? ウェブ上の情報を参考にするとなると、どのサイトの情報が信用でき、ご自身のニーズに合っているのかを判断する必要があります。Googleなどの検索エンジンで、調べたいキーワードに加えて、site:ac.jp と入れてウェブサイトのドメインを限定すると、日本の教育・学術機関にほぼ絞って調べることができます。

今回はわたし自身が参照しているサイトをいくつかご紹介します。時間がないときだけでなく、余裕があるときにも(!)おすすめできるサイトばかりです。

■ 論文の書き方(台湾 育達商業科技大學応用日本語学科 内山和也先生のサイトから)
http://web.ydu.edu.tw/~uchiyama/ron/index.html
日本語の学術的な文章を書くうえで、たとえば標準的なレポートの体裁など、書籍ではあまり丁寧に解説されていない「常識」を含めて確認することができます。

■ レポート課題に備える
http://www.cshe.nagoya-u.ac.jp/asg/prepareessay.html
名古屋大学生のためのアカデミック・スキルズ・ガイド(http://www.cshe.nagoya-u.ac.jp/asg/)のなかの1ページで、レポートの課題が出たときに、具体的に何をするべきなのかを解説してくれています。このガイドは各ページと冒頭に参考文献情報もあります。ここから使えそうな本を見つけて実際に手にとって読んでみるのもいいかもしれません。

■ 社会学評論スタイルガイド
https://jss-sociology.org/bulletin/guide/
日本社会学会(https://jss-sociology.org/)が公開しているスタイルガイドです。句読点の打ち方から文献リストの作り方まで、分野ごと・ジャーナルごとに論文のスタイルは異なるものですが、社会科学系の課題レポートで担当教員から指示がなければ、このスタイルに沿って書くことができます。
一続きの文章で使用されるスタイルは一種類。全体を通して一貫性が必要です。一編のレポートで特定のスタイルを使うことに決めたら、他の論文誌のスタイルを混ぜて使ってはいけません。

■ Purdue Online Writing Lab
https://owl.purdue.edu/owl/purdue_owl.html
米国インディアナ州のパーデュー大学が運営・公開しているライティング・ラボのサイトです。英語のライティングで迷ったらたいていの情報はここにあります。とくに表紙の作り方や引用の方法、APAやChicago、MLAといった異なるスタイルごとの解説が丁寧です。完成版のサンプル・ペーパーが出ているので、どういう見た目になるのかが分かりやすいです。

【スタディハック】クラウドメモを活用しよう!

20190604日(火)
こんにちは! LALAの小林です。
今回は日々の勉強に使えるクライドメモサービスをご紹介します。

クラウド対応メモサービスとは?
インターネット上にメモを保存するサービス。
パソコンやスマホなど複数の端末から閲覧・編集ができるのが便利!

クラウド対応メモサービスにはたくさん種類があるのですが、
その中から勉強に役立つ独自の機能をもったメモサービスを2つご紹介します。

Evernote

クラウドメモサービスの定番。ワード感覚で使えるシンプルなインターフェースと、一覧性が高く整理しやすいノートブック機能で安定した人気を誇っています。
・デスクトップ用アプリとスマホ用アプリあり
・無料版は台数制限あり(2台まで)

⭐️注目機能

Evernote Webclipper
Evernoteは情報収拾能力が最強!Webclipper機能を使って、閲覧しているHPのスクリーンショットやPDFを直接Evernoteに保存することができます
Ciniiで見つけた論文のPDFをいちいちパソコンにダウンロードする必要なし!その場でフォルダ分けして保存できる上に、Evernote上でPDFの閲覧・編集もできるので、論文を一元的に管理できます。
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Dropbox Paper

クラウドストレージサービスDropboxが提供するメモサービス。ノートの共有に特化した機能が充実。作業スケジュールのガントチャートの作成や、タスクの割り振りが簡単にできるのが魅力。
・PCからはWebサイトでの閲覧のみ。スマホ用アプリあり。
・Dropboxアカウント(無料)を持っていればそのまま使える。

⭐️注目機能

目次の自動作成機能
Dropbox Paperでは、見出しのレベルごとに自動で目次を作成してくれます。
長くなりがちな議事録や研究ノートも、目次があればすぐに目的の項目までジャンプすることができます。
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プレゼンモード
仲間内で簡単にプレゼンがしたいなら、プレゼンモードがオススメ。
プレゼンモードを選択するだけで、ノートをスライド形式で表示することができます。
レジュメとスライドを一気に作れるので、時短にも◎!
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↓ボタンを押すとプレゼン用画面へ
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いかがでしたか?
アナログノートもいいけど、こういう便利な機能のあるデジタルノートもいいですよね。
日々のメモや情報の管理にクラウドメモサービスを是非使ってみてください!