LALA文庫紹介【F4】『大学で学ぶ議論の技法』

20210715日(木)
こんにちは、火木担当の萌子です!

オンライン相談が始まってから1ヶ月ほどが経ちました。
はじめは利用してくれる人どのくらいいるかな〜なんて心配もありましたが
皆さん積極的に相談に来てくださっていてこちらもとても嬉しいです。
引き続きご活用ください(=゚ω゚)ノ

さて本日は久しくやっていなかったLALA文庫の紹介です。
(LALA文庫紹介記事一覧はこちら

本日紹介する本は・・・
『大学で学ぶ議論の技法』
著者:T・W・クルーシアス, C・E・チャンネル
訳者:杉野俊子, 中西千春, 河野哲也
[LALA文庫|F4][OPAC検索結果はコチラ]

新型コロナ感染がなかなか収束しないこの頃・・
授業内でディスカッションをする機会もめっきり減りました。
今の大学1、2年生にとってはそもそも対面授業で
先生や他の学生と議論をするってどんな感じなんだろう?状態かと思います。

そこで!「議論する」ことの意味について
改めて向き合ってみる機会として、おすすめの1冊をご紹介します!



早速、そもそも議論って何?
→ 「自分が考えていくことを自分にも他人にも明らかにしていく過程」

議論を行うにあたって準備すること
→ 相手が何を論じているのかを「理解する」こと

であれば、「議論」の仕組みを知ることがまず大切だ!
というふうに話は進んでいきます。

私がここで紹介するのは議論の仕組みを把握するために
本書で紹介されていた「トゥールミン・モデル」です。

b9521b83-s.jpg
(参照:http://lifenavi-coach.com/archives/62913684.html

詳しいことは本書を読んでいただくか、
内容を誰かと話したくなったらLALAデスクでお待ちしています(=゚ω゚)ノ
ということにして・・・

ざっくり話すとトゥールミン・モデルを使って議論を理解するには
上の図のように、6つの要素を取り出し、図式化してみることが重要とあります。

相手の議論に筋が通っているのか判断するためにも使えますが、
レポートや卒論などで自分の論を立てるときは勿論のこと
授業内の課題でグループワークが課されることもありますが
複数人の考えを視覚的にまとめる際などなど・・・
いろいろな場面で活用できるフレームワークになりそうです。

本日のLALA文庫紹介は以上です!
今回ご紹介した本はトゥールミンの提唱したモデルを紹介する本でしたが、
トゥールミン自身の著作もお茶大の図書館にはあります。
トゥールミン

いずれもお茶大図書館にあるので
じっくり読みたいという方は是非借りてみてください〜

本日のLALA文庫紹介は以上です。
それでは、LALAデスクでお待ちしています〜

#萌子