【学部2~3年生さん向け!】2月2日(水) オンラインLALAセミナー開催します!

20220126日(水)
こんにちは!LALAの木村です。
本日は、オンラインLALAセミナー開催のお知らせです!

【タイトル】
学部2~3年生さん向け!卒論体験談 ~テーマ決定と作業スケジュール~

【日時】
2月2日(水)12:30~13:00+質疑応答

【開催方法】
Zoom
(詳細はMoodleのコース「オンラインLALAセミナー」から!)

今年度最後のLALAセミナーでは、学部2~3年生さん向けに「卒論の体験談」をお話します。
トピックは「テーマ決定」と「作業スケジュール」です。
特にかねてから相談・質問の多かった「テーマ決定」については、私自身の経験だけでなく、おすすめのLALA文庫からも情報をまとめます。
普段の学習・生活からテーマのヒントを得るにはどうしたらよいのか、
新たなテーマを発見するためには文献(先行研究)をどのように読んだらよいのか、
などなど…。
卒論のテーマ決定に関わる情報を多方面から考えることで、皆さんの疑問や不安を少しでも解決できたらよいなと思います。
進級直前の2カ月、ぜひ有効にご活用ください!

#木村

LALAセミナーレポ「大学院生活の過ごし方」

20220121日(金)
皆さん、こんにちは。LALAのカンです。
新年早々、LALAセミナーを開催いたしました!今日は1月19日のLALAセミナーについて、簡単な報告を書きたいと思います。

「大学院生活の過ごし方:大学講義、研究調査、論文・発表のバランスを考えてみよう」というテーマについて、次の3つの内容に分けてお話ししました。
 ・進学前後で感じた大学生活のギャップ
 ・正課内外・キャンパス内外の学びの場
 ・キャリア・進路

これまでの大学生活を振り返って、個人的経験から大学院生活の過ごし方について感想を共有しましたが、必ずしも同じ方法で大学院生活を過ごすわけではないし、「これで進めば絶対大丈夫だ」というような正解でもありませんので、こんなテーマを中心に一緒に考えてみて、大学院生活について少しでも印象に残ったらいいなあと思っています。

最初は進学前後で感じた大学生活のギャップについてですが、留学生の私にとって、実感したギャップは次の3つがあります。
 ・大学院に進学した後、同期生との繋がり/人的ネットワークが弱くなったような感じ
 ・大学院に進学した後、授業の進め方がだいぶ変わったような感じ
 ・大学院に進学した後、時間管理がかなり求められるようになった感じ

私は留学生プログラムで中国の大学学部3年生の時、日本の私立大学学部3年に編入しました。
これまでの2年間の学部生活、とその後の2年間大学院修士課程の生活を振り返ってみると、学部のほうは部活だったり、大学イベントだったり、同期生を集める機会が非常に多かったし、または履修科目も多いので、ほぼほぼ毎日同期生の皆さんに会えました。
大学院に進学した後、とにかく必須科目は学部より少なくなり、かつ大学授業以外、皆は個人の研究・調査に専念していて、学部生活と比べると、やはり個人作業の時間がずいぶん増えてきました。学部と異なり、授業履修以外、自立した研究者として、どのようにケンキュ調査をデザインするのか、どのような研究内容を設定したら意義があるのかなど、研究スキル・研究能力を高めるために、自分で努力に励むことが大学院生活の重要な一部分だなと私が常に感じています。

このようなギャップに対して、特に留学生の私にとっては、学業だけではなく、生活面においても色々な困難に直面し、その時はやはり誰かの助言やサポートが欲しかったです。
人的ネットワークを広げるために、大学キャンパス内、正課時間内に限らず、より広い範囲で学びの場を創出し、活用することが大事だなと私がいつも思っています。例えば、正課時間外、同じ研究室の人、同じ科目を履修する人などを集めて勉強会か読書会を行ったり、LALAデスクを利用してLALAと相談したり、自分のチューターさんと話し合ったりするなど、色々な手段があって、とにかく周りにある人的支援リソースを見つけ、または積極的に他者と学び合う場を創り出し、何らかの形で学友のコミュニティを築くことが重要だと思っています。

そして、大学院授業の進め方もだいぶ変わってきて、先生は教育者のように知識を教えるより、学生メンバーの私たちの理解を促進したり、ディスカッションを活発させたりするようなファシリテーターの存在に変えてきたと感じました。
こんな変化が起こった中で、授業の主役はやはり学生の私たちに変えて、先生から教えるよりも、学生からレジュメ発表したり、学生メンバーでディスカッションしたりする時間が増えてきました。このように、やはり主体的思考力、読み書き能力・リテラシー能力、プレゼンテーション能力などを高める機会が多く、常に自分の考えや思考を他人と共有したり、自分の研究に活かして反映したりすることが求められています。

さらに言えば、学部生活に必要となる知識学習能力に加え、学術研究における高次的認知力(例:批判的思考力)をより一層鍛える必要があります。例えば、ある研究分野における最新の研究動向だったり、これからの研究展望だったりなど、それらに気づく研究者の「勘」が重要ですね。それについて、私にとってとても勉強になった機会は、学会参加です。同じ研究分野の人々に接触する機会も得られるし、他者の発表を聞いたり、他者と話し合ったりすることでその分野での研究動向に気づく機会も得られます。私だったら、例え自分から研究内容を発表しなくても、関心のある学会があったら、いつも参加してみます。

そして、大学院に進学した後、時間管理、もっと言えば短い2年間しっかりプランを立てて、計画的に進めるということがかなり求められるようになったと感じました。例えば、M1、M2はそれぞれ何をすべきなのか?いつ、何単位をとれば良いのか?研究調査はいつからスタートしたら良いのか?どんな準備が必要なのか?いつ頃から修論を執筆し始めたら良いのか?学会発表は本当に必要なのか?必要だったらいつ準備したら良いのか?いつ頃からキャリア・進路を意識したら良いのか?などなど…色々な問題は大学院の在学中、自分の進捗に合わせて検討する必要がありますね。他者のやり方を真似たり、他者と比べたりすることは必要ではないと私が一番言いたいです。

ただ、あまりにもマイペースで過ごしたり、だらだらだったり、失敗だらけですね。先輩の様子を見ながら、自分の学習スタイルに合わせて方法を模索することが大事です。それも自立した研究者に必要なスキル・能力だと思っています。修士2年間は具体的に何をすべきなのかについて、今回のLALAセミナー資料、または以下の過去のブログもあるので、参考程度にご一読いただけましたら嬉しいです!
 ・「LALAセミナーレポ はじめての研究生活:大学院生に向けて(前編)」
 ・「LALAセミナーレポ はじめての研究生活:大学院生に向けて(後編)」

長くなりましたが、以上の内容で新年初のLALAセミナーを開催いたしました。次回は2月2日開催予定です!詳細が決まりましたらこのブログやお茶大Moodleの「オンラインLALAセミナー」に掲載しますので、随時情報を確認いただけましたら幸いです!