調査について(その②面接の手順)

20180620日(水)
皆さん

こんにちは。LALAのナターリアです。

今回は「調査」というテーマの続きということで、よろしくお願いいたします。
(1回目は調査の方法についてアンケート調査と面接調査を簡単にご説明しました。第①はここです(調査について、①)。今日は、それらの調査の手順を紹介します。

1)調査の対象者を決めます。アンケート調査の場合、研究の枠組みで定められた具体的な基準があります。例えば、年齢、国籍、性別、家庭状況、勤務先などです。ほとんどの場合、作成したアンケートを多数の対象者に渡します。現場で調査用紙を配って渡すのか、または電子メールなどの通信システム(インターネットなど)を通じて渡すか、方法はさまざまあります。
面接(インタビュー)の場合には、同じく、基準を決めて対象者を決めます。しかし、基準や条件に当てはまりそうな人を探しにくい時もあると思います。その時、大事なのは、ランダムではなく、「有意抽出法」、つまり一定の意図のもとに行う方法を使うことです。具体的に言うと、①「スノーボール・サンプリング」、つまりインタビューに参加する対象者に他の対象者を紹介してもらう方法;②「理論的サンプリング」、つまりデータの分析結果から次の対象者を選択する方法があります。

2)調査の対象者が決まったら、まず、対象者に「研究のご協力のお願い」を渡し、同意を得る必要があります。そして、同意を得た上で、倫理調査委員会の承認を得ていることや、研究で得られた個人情報を第3者に漏らさないこと、そして得た情報を研究以外の分野で使用しないことを説明し、自分のサインを含んだ「依頼文書」を対象者に渡します。最後、対象者に調査に参加することを同意する「承諾書」をもらいます。
そして、面接では録音機器を使いたいなら、必ず()対象者の許可を得る必要があります。録画を許可することについて「承諾書」に記述し、対象からサインをもらいます。

3)面接の後、対象者に感謝の気持ちを伝えるために、お礼を渡すこともよくあります。その時現金ではなくても、たとえば、500円のスターバックスカードや図書カードなどが使えます。ちなみに、私はお礼としてロシアのお菓子を渡しました。

今回はここまでです!

#ナターリア