LALAセミナー報告 その1

20190506日(月)
こんにちは!
LALAの中村です。
GW最終日のはずですが、お茶大は今日から授業が再開されましたね。
大型連休、皆さまどのようにお過ごしだったのでしょうか。

今日は、連休前に開催した春のLALAセミナーの報告をさせていただきます。
当日、お越しいただけなかった皆様にもお伝えしたい内容を、
何回かに分けて投稿していきますね。


春のLALAセミナー
『文系LALAによる修士論文体験談 〜ゼロからのスタート〜』
報告その1
本日のテーマは、
「ゼロからどうやって研究計画を立てたのか」
です!


私は学部卒業後、社会人になった後にもう一度勉強をしたくて
大学院の舞踊コースへ進学しました。
理系→文系
農学→舞踊
という畑違いの分野から来たため、
勉強の仕方も研究の仕方もゼロからのスタートでした。
修士一年目の前期は右も左も分からず、
研究も進まず、苦しい日々でした(;д;)

今から振り返ると、研究がスムーズに行き始めたのは
研究方法を決める
研究対象を決める
この二つをクリアした後でした。

セミナーではどうやって私が①研究方法②研究対象を決めたのかについて
お話しさせていただきましたが、
今日は簡潔にポイントだけお伝えします。

この二つを決めるときにポイントになったのは、
「大学院への志望動機」
でした。
なぜ、大学院へ進学したかったのか。
何を、研究したかったのか。
自分の問題意識の根っことなる「志望動機」まで振り返ることで、
自分の興味関心からぶれずに研究方法・対象を定めることができました。

実は、これ、LALA文庫C11『研究計画書デザイン』に同じことが書いてあります。
本書は過去にナターリアさんが紹介してくださっています。
研究計画書デザイン
問題関心からテーマを絞っていくことに対して、本書では以下のように説明しています。

”自分の個人的な体験や経験の中での、ぼんやり漠然とした関心を、自分の将来の専門性へ少しでも近づけるために、その研究テーマへ向けて、自分を自分を極端に自覚化させ、意識化させていくという作業”=問題意識化

テーマを一つに絞り込むために

動機(なぜ)…テーマを選んだ理由
具体例(だから)…それを説明するエピソード
当面の結論(と考える)…自分の考えのまとめ

という手順を踏むと良いと書かれています。
この具体例が研究のオリジナリティに繋がっていくそうです。

本書の後半では論文の書き方についての指南もありますが、
是非研究生、修士1年目で
これからどうやって研究をしていこうかと考えている方々にオススメしたい一冊
です!


LALA文庫の紹介にも派生しましたが。
今回の報告その1のまとめは、
「動機から研究方法・対象を決める!」です。
まずは、自分の考えの中に深く潜って自問自答する時間が必要かな、
と個人的には考えています。

自分の考えを整理するために、人に話を聞いてもらうことは有効です。
考えすぎてよく分からなくなった時は、
気軽にLALAを訪ねてきてください(´∀`*)
いつでもお待ちしてます