SPSSを使った統計解析をしたい方へ

20190624日(月)
こんにちは 月曜日午後を担当しています、中村です
梅雨ですね 傘をさしながら図書館の横を通る皆さんを眺めながら、
ブログを書いています

今日は、SPSSを使った統計解析についての本を紹介します。
卒論や修論で質問紙調査をやりたい!という方は、
まず「統計」という壁にぶち当たります。特に、文系は(笑)
数学が苦手な人が多いと思いますが、
実際に解析をする時はソフトが全部やってくれるので、
問題ありません
しかし、理論的なことを理解しようとした時、専門書では数式ばかりでよく分からない
途中で諦めた
という方は少なからずいるのではないでしょうか。。。

そこで、数学苦手な人でも分かりやすい統計の本をご紹介します!

LALA文庫I3
『すぐわかるSPSSによるアンケート調査・集計・解析』第5版 内田 治著
I3切り取り

この本の良いところは、
①アンケート調査の基本事項から解析方法までが一冊で分かる!
②例題が具体的で、実際の調査をイメージしやすい!
③SPSSの操作方法まで分かる!

一冊でここまで網羅してくれている本は、ありがたいですね。
「どんな方法」で調査をして、「どんなデータ」を取ると、何が分かるのか。
特に、「実際の質問項目にするとこんなカンジ」という具体例が載っているので、
数学が苦手な人もデータ収集から解析までの流れをスムーズに理解できます。
研究の調査設計に役立つ一冊です。

アンケート調査でどんなことが分かるのか、一冊で大体把握でき、
アンケート調査をしようかどうか、迷っている人へのオススメの一冊。



LALA文庫I4 
『SPSSによる統計処理の手順』第7版 石村貞夫・石村光資郎著
I4

アンケート調査をどんな人たちにするかは決めているけど、
どうやって質問紙を作ったらいいか、迷っている方へオススメの一冊。

質問紙を作る際、どうやって分析するかを先に考えることが重要です。
こういう分析をすれば、こういう結果を得ることができる
ということを先に知っておけば、
目的から分析までの流れをスムーズに考えることができます。

この本の良いところは、冒頭で、
こういうデータをとる → この統計処理を使うべき
何を知りたいのか → この統計処理を使うべき
ということが図示されていて、非常に分かりやすい!
自分のやりたいことに対して取るべき方法が整理されます。


最終的に、この方法で分析するというのを決めたら、
自分が使いたいと思っている統計手法の部分だけ、複数の書籍で確認するのがオススメです。
いくつかの事例を見ることで具体的なデータ収集から分析までのイメージがわきます。

統計処理を用いるには、勉強しなくてはならないことがたくさんあって、
大変だなぁと思われるかもしれませんが、
数字で明確に結果が出てきた時の爽快感はなんとも言えません。
最初から一人で解析するのは難しいので、
講義で知り合った先生や研究室の先輩に助けてもらうことも重要です。
諦めないで、是非チャレンジしてみてください!!