LALA座談会報告① ー「読む」

20211208日(水)
こんにちは!LALAの木村です。

先日、初の試みであった「LALAオンライン公開座談会」が無事終了しました👏
ご参加いただいた方ありがとうございました✨
今日は、座談会で一体どんなお話をしたのか、簡単な報告を書きたいと思います。

座談会では、ものを書く際に通る下記3つのステップについて、LALA自身が悩んでいることや「他の人に意見を聞いてみたい」と思うことを相互に話し合いました。
① 読む
② 考える
③ 書く
これらのステップは、主に課題レポートに取り組む学部生さんも、自ら研究を推し進める院生さんも、皆共通して通る道です。
当たり前に通る道だからこそ、取り上げて他人と話し合う機会も少ないけど、悩みも尽きない……
そこで、これらのステップについてLALA自身はどんな悩みを抱え、どんな工夫をしているのか、普段の様子を覗いてみよう!というのが、今回のねらいでした。

現在稼働中のLALAは全員博士課程所属ということもあり、それぞれのステップで豊富な話題が挙げられただけでなく、3つのステップが相互に繋がる深い話題にまで発展しました。
私からは特に、「読む」のステップで語られた話題について報告します!


文献・資料の情報整理と関係性の把握について

課題レポートにせよ論文にせよ、書きたいテーマに関する文献・資料を事前に調べて、必要な情報を収集することが、必要不可欠です。
文献・資料を読んでいる時は、自分のレポートにとって重要な部分を抜き出したり、分からない内容を別で調べたり、それを読んで自分が考えたことをメモしたり、等々…種々の情報が頭の中を駆け巡ります。
それらの情報を上手に整理するにはどんな方法を取ればよいのか。
また、そうして読んだ文献・資料内容の“関係性”を正確に把握するには、どんな工夫をすればよいのか。
「読む」のステップでは、そのようなことについて話し合いをしました。

私自身は、読んでいる最中に頭の中を駆け巡る情報は、文字の色を分けて整理し、文献・資料の関係性の把握にはマッピング(ブレインストーミングでおなじみのあれです)を使います。
他には、文献・資料の基本情報(タイトル・著者名・出版年・引用箇所・メモ欄など)をまとめた「情報カード」を作成し、それら文献の関係性の把握には、研究背景や研究課題・方法・結果などの項目ごとに「文献整理表」を作って管理する、という工夫も紹介されました。
この「情報カード」と「文献整理表」、来週12月15日(水)開催のLALAセミナーで詳しく解説されますので、気になる方は是非ご参加ください!
(詳細はMoodleのコース「オンラインLALAセミナー」から)

また、何か論文・レポートを書くと決まった時点で専用のwordファイル(Googleのスプレッドシートでも)を立ち上げ、そこで扱う文献・資料を絞り込んだ後、それらを再読しながら引用箇所や各文献の関係性、自分の考えなどを、専用ファイルに一括でまとめていく、というやり方も紹介されました。
これは「読む」と「書く」の間をよりスムーズに移動できる方法ですね。

このような感じで、それぞれのLALAが普段から行なっている多様な工夫を垣間見ることができました!
今回の座談会では「読む」「考える」「書く」すべてのステップを扱った関係で時間が限られてしまいましたが、今後はより絞り込んだトピックで深く話し合う座談会も試していきたいと考えています。
次回いつになるかは未定ですが、このブログや大学のメールなどで随時告知していきますので、ぜひご注目ください!✨