LALA文庫の新刊 その3:『ぎりぎり合格への論文マニュアル』

20170615日(木)
今年度新たに購入されたLALA文庫の本のご紹介、第3弾です!

『ぎりぎり合格への論文マニュアル』(山内志朗 著)平凡社新書(2001年9月)

LALA文庫の配架記号:A16 
図書館の請求記号:816/Y46


論文マニュアル

…「木登りブタによる、木登りブタのための論文入門」(あとがき)??????


マニュアル本、How to 本が苦手な方にこそオススメのマニュアル本です。
文章のリズムに乗りながら、流れるように面白く読める「論文の書き方」本と言えます。

大きな特徴は以下の三つです。

①ユーモアたっぷりの文章が面白い(メモを取りながら読むと名言集ができそうです)
②論文を書く基礎準備の段階から一歩一歩書き進めてある(精神面、環境面、物理的な面)
③具体例が豊富で実際の作業がイメージしやすい
(ビートルズの曲を例にした「論文的思考」の持ち方、実例とそれに対する容赦ないコメントによる「《タイトル》の良し悪し」や「論文構想」「書き出し」についての解説、論文にふさわしい文章表現の実例など)

引用記号の使い方など、形式面のレクチャーもとても充実しています。
締めくくりは、箇条書き・レベル別の「論文執筆格言集」。とても基本的なことが整理されているので、いろんなことに追われて頭がぐちゃぐちゃになっている時に読むと、初心に帰れます。


読んでいて思わず吹き出してしまい、思わず論文を書くのも楽しいことのように感じてしまえる(実際に楽しい、ですが(⌒-⌒; ))マニュアル本です。

ぜひ一度手にとってみてください!!!

#みあ