データベース「Scopus」について

20170616日(金)
みなさん、お茶大附属図書館の「データベース・電子リソース一覧」→「雑誌・記事を入手する(海外)」をクリックしたところにある“Scopus”を使ったことはありますか。

これはキーワードをもとに海外の文献検索ができるデータベースで、何と言ってもScopusのすごいところは、自分の研究内容のキーワードを入れると、そのキーワードに関する文献の全体像を概観できることにあります!

例えば、「Scopus」のトップページにある検索語の欄に、私が研究している「school dropout(学校中退)」というキーワードを英語で入れてみましょう。そして、「検索」をクリックします。すると、キーワードに引っかかる文献タイトル一覧が出てきます。

この一覧から、「出版年」、「著者名」、「分野」、「文献タイプ(記事なのかレビューなのか、手紙かなど)」、「出版物名」、「(カテゴリーの)キーワード」などでさらに絞り込んで検索することもできます。

また、文献タイトル一覧の右端には、「被引用数」が載っていて、その論文が何回引用されたかも見ることができます。”並べ替え“のところから「被引用数(多い順)」で検索すると、多く引用された文献タイトル順に並べ替えることができます。

そして何と言ってもすごいのが、その文献タイトル一覧のちょっと上にある棒グラフマークが付いている「検索結果の分析」というのがあります。ここをクリックすると、一目で今自分の研究キーワードに関する論文が、どの国でどれくらい出版されているか(どの国で研究が進んでいるか)、発表文献の多い著者は誰か、どの分野(医学、科学、教育、社会科学など)で多くの研究蓄積があるかなどがわかります。
Scopus1.png

これらが分かると、論文検索もただ漠然とキーワードで探していたのが、全体像を把握できるようになりより細かく絞って検索できるようになるかもしれませんね。
ぜひ活用してみてください!!

詳しい機能は、「お茶大附属図書館ホームページ」→「データベース・電子リソース一覧」→「雑誌記事を探す・入手する(海外)」→「SCOPUS(学術文献データベース)」の順で開くと、説明書きのところに「使い方ガイド」のリンクがありますのでぜひ一度ご覧ください。

お茶大の方で学外からご利用になりたい方は、図書館ホームページの「学外からのアクセスについて」をご参照ください。