LALA文庫の新刊 その2:『翻訳のレッスン』
2017年06月13日(火)
今年度新たに購入されたLALA文庫の本を紹介します。
『翻訳のレッスン : できる翻訳者になるためにプロフェッショナル4人が本気で教える / 高橋さきの [ほか] 著』講談社(2016/5)
LALA文庫の配架記号 H7
図書館の請求記号 801.7/H85

翻訳者にとって必要なのは、外国語の力、日本語の力、調査の力、技術と内容の理解だそうです。
本書によれば「原文を読んで見えた絵と、訳文を読んで見えた絵が同じようにすること」が翻訳の本質だそうです。翻訳者は「絵」というビジュアルが頭に浮かぶ表現、言葉を自分のボキャブラリーから選択してアウトプットしているのですね。翻訳する時には「脳内シソーラス」がフル稼働しているそうです。
友人に翻訳家を生業としている人がいますが、彼女は読書をしながら、語彙を増やすために手帳に「言葉」をメモしています。たしかに翻訳家にとって語彙力があることは重要だと思います。
大学で古典文学や歴史学を研究するにあたっても、現代語の辞書だけでなく、古い時代の言葉や事柄を収めた数種類の辞典や事典を比較検討できる環境を整えて、より適切な言葉や意味を探し出すこともよくあることです。
この本にも翻訳家にとっての最重要ツールである辞書の特徴や利用方法について紹介されている「辞書を使いこなす」という章があって、大学での研究にも役立ちそうです。
本の終わりには、「翻訳者の悩みに答えるQ&Aコーナー」や翻訳者バトルトークもあり盛りだくさんな内容です。ぜひ手にとってみてくださいね。
#後藤
『翻訳のレッスン : できる翻訳者になるためにプロフェッショナル4人が本気で教える / 高橋さきの [ほか] 著』講談社(2016/5)
LALA文庫の配架記号 H7
図書館の請求記号 801.7/H85

翻訳者にとって必要なのは、外国語の力、日本語の力、調査の力、技術と内容の理解だそうです。
本書によれば「原文を読んで見えた絵と、訳文を読んで見えた絵が同じようにすること」が翻訳の本質だそうです。翻訳者は「絵」というビジュアルが頭に浮かぶ表現、言葉を自分のボキャブラリーから選択してアウトプットしているのですね。翻訳する時には「脳内シソーラス」がフル稼働しているそうです。
友人に翻訳家を生業としている人がいますが、彼女は読書をしながら、語彙を増やすために手帳に「言葉」をメモしています。たしかに翻訳家にとって語彙力があることは重要だと思います。
大学で古典文学や歴史学を研究するにあたっても、現代語の辞書だけでなく、古い時代の言葉や事柄を収めた数種類の辞典や事典を比較検討できる環境を整えて、より適切な言葉や意味を探し出すこともよくあることです。
この本にも翻訳家にとっての最重要ツールである辞書の特徴や利用方法について紹介されている「辞書を使いこなす」という章があって、大学での研究にも役立ちそうです。
本の終わりには、「翻訳者の悩みに答えるQ&Aコーナー」や翻訳者バトルトークもあり盛りだくさんな内容です。ぜひ手にとってみてくださいね。
#後藤