引用の仕方

20171004日(水)
こんにちは。LALAのマーヤです。

レポートなどで文献から調べた知見を述べるとき、それが引用であることを明記しなければなりません。その際、引用の範囲をはっきり示し、出典を書くことが必要です。今回の記事ではLALA文庫A7「思考を鍛えるレポート・論文ア作成法」を参考にしながら、一般的な引用の種類及び出典の示し方について簡単に説明します。

具体的な形式は分野や学術雑誌によって異なる場合があるので、レポートを書く際は先生に確認してください。ポイントは本文中において統一した形式を使うことです。

(次回の記事では引用・参考文献リストの書き方について説明しますので、併せて読むと、もっと分かりやすいと思います)

引用の種類

 ☆直接引用:著者の文をそのまま使うとき

  短い(5-6行まで)直接引用
   鉤括弧「」で括る
   最後の句点を記載しない

  長い直接引用
   括弧を使わない
   1行を開けて、引用の全体のインデントを下げるのが一般(分野による)
   省略しているところに[中略]を入れる

 ☆間接引用:自分の言葉で内容の要約する;括弧を使わない;

 ☆その他の引用:写真、表、図などをそのまま入れるか、修正・加筆する(修正・加筆した場合、それを明記する)

出典の示し方
 
 ☆本文中
  必要な情報:著者名の名字のみ、出版年、記載されているページ(分野による)

  出典先を本文中に入れる
   例:お茶(2017)は……と述べている。

  引用の最後に丸括弧の中に入れる
   例:……と明らかになっている(お茶, 2017)。

 ☆注釈 (形式は文献リストの記事を参照)
   例:……と明らかになっている(1)

※同年に同じ著者の複数の文献を使う場合、出版年の後に小文字のアルファベットを入れる
 例:お茶(2017a)お茶(2017b)

※注釈に出典を示した場合以外はレポートなどの最後のページに必ず文献リストを入れる必要があります。(詳しくは文献リストの記事を参照)

孫引き:他の文献に引用されている文献を引用するということです。なるべく原書から引用してください。

剽窃引用であること、その正確な範囲、出典を示さない場合、剽窃になります。犯罪です!

マーヤのTip 定義などではない限り、なるべく直接引用を使わない方がいいと思います。読んだことをよく理解して、原文を見ずに自分の言葉でまとめてみましょう!

今回は引用の仕方を簡単にまとめました。もっと詳しく知りたい方はLALA文庫に目を通してください。ほとんどのレポートの書き方についての本に記載されています。

ではでは〜

#マーヤ