Google Scholarの利用法(1):論文を集める
2017年10月14日(土)
「Google Scholar」を利用したことがありますか?日常的にインターネットのGoogleで調べたいことを検索することは多々あると思いますが、研究論文を書く際には、Googleよりも学術的なことに特化した「Google Scholar」を利用することをお勧めします。
「Google Scholar」の検索窓にある「巨人の肩の上に立つ」は、どんな研究でも先人の研究蓄積の上に成り立っているという意味です。論文を書くにあたって、その研究テーマについての先行研究を集めて、それらの研究から新たな知見を見出すことが重要になると思います。
先行研究論文の収集方法については、このLALA Tipsの過去記事にもありますので参考にしてみてくださいね。
・キーワードについて(2017/5/22)
・Ochanomizu Searchを利用してみてね! (2017/5/30)
・データベース「Scopus」について(2017/6/16)
まずは収集した論文の中で、読んでみて一番興味深かったものを見てみましょう。
すると学術論文には「注」(脚注や後注)と「参考文献」が大体ついています。
「注」には、論文の中に書かれていることの典拠や論拠が示されています。「注」があることによって、その内容が著者の独りよがりではないことがわかります。
つまり注がない場合は、どうしてそういうことが言えるのか根拠不明になってしまいます。
「注」がない文章は、あまり学術的ではないと言えるでしょう。
この「注」にある論文を探して読んでみると、さらにその論文にも「注」や「参考文献」が載っていて、またそれも自分の研究テーマに関係がありそうだったら、探して集める必要があります。
こうして芋づる式に論文が集まってきますが、これを「Google Scholar」を利用することで、多少は手間が省ける場合があります。
「Google Scholar」での検索式は以前マーヤさんが紹介してくださった記事を参照してください。検索式にはAND(AとBの両方を含む)、OR(AかBのどちらかを含む)、NOT(Aは含むがBは含まない)、フレーズ(完全一致)があります。
例えば「gender sports」という単語入れて検索すると以下のような結果が表示されます。

検索結果の左側のメニューで論文の発表時期や言語を指定することも可能です。
場合によっては、論文の全文もしくは要旨へのリンクが表示されるのでとても便利です。
また、検索する際には論文のタイトル中の用語からの検索だけではなく、常日頃から自分が関心があるテーマの「関連用語」を集めてメモしておいて、論文検索に役立てることもお勧めです。
いろいろ試して利用してみてください。
#情報検索 #後藤
「Google Scholar」の検索窓にある「巨人の肩の上に立つ」は、どんな研究でも先人の研究蓄積の上に成り立っているという意味です。論文を書くにあたって、その研究テーマについての先行研究を集めて、それらの研究から新たな知見を見出すことが重要になると思います。
先行研究論文の収集方法については、このLALA Tipsの過去記事にもありますので参考にしてみてくださいね。
・キーワードについて(2017/5/22)
・Ochanomizu Searchを利用してみてね! (2017/5/30)
・データベース「Scopus」について(2017/6/16)
まずは収集した論文の中で、読んでみて一番興味深かったものを見てみましょう。
すると学術論文には「注」(脚注や後注)と「参考文献」が大体ついています。
「注」には、論文の中に書かれていることの典拠や論拠が示されています。「注」があることによって、その内容が著者の独りよがりではないことがわかります。
つまり注がない場合は、どうしてそういうことが言えるのか根拠不明になってしまいます。
「注」がない文章は、あまり学術的ではないと言えるでしょう。
この「注」にある論文を探して読んでみると、さらにその論文にも「注」や「参考文献」が載っていて、またそれも自分の研究テーマに関係がありそうだったら、探して集める必要があります。
こうして芋づる式に論文が集まってきますが、これを「Google Scholar」を利用することで、多少は手間が省ける場合があります。
「Google Scholar」での検索式は以前マーヤさんが紹介してくださった記事を参照してください。検索式にはAND(AとBの両方を含む)、OR(AかBのどちらかを含む)、NOT(Aは含むがBは含まない)、フレーズ(完全一致)があります。
例えば「gender sports」という単語入れて検索すると以下のような結果が表示されます。

検索結果の左側のメニューで論文の発表時期や言語を指定することも可能です。
場合によっては、論文の全文もしくは要旨へのリンクが表示されるのでとても便利です。
また、検索する際には論文のタイトル中の用語からの検索だけではなく、常日頃から自分が関心があるテーマの「関連用語」を集めてメモしておいて、論文検索に役立てることもお勧めです。
いろいろ試して利用してみてください。
#情報検索 #後藤