論文における「主張」とは何か。

20171014日(土)
こんにちは!LALAのゆ〜りです。
急に冷え込んできましたね。皆さん寒さ対策をしっかりして風邪などに気をつけてくださいね。

今回は論文における最も難しいテーマ、自分の論点をいかに主張するかについて考えてみたいと思います。この点に関しては、まだまだ自分も道半ばですので、みなさんと一緒に考えていければと思っています。

まず、「主張」とは、こんな論点を主張しなさいと誰かが教えてくれるわけではありません。自分が普段の社会生活などで疑問に思っていること、もっとこうしたらいいのにと思っていることなど、何らかの自分の違和感(問題意識)を大切にし、その芽を育てていく必要があります。「一般的にはこう言われているけど、なぜそうなるのだろう」といったまだ明確に解明されていないことや、「この問題に関してこういった意見とああいった意見があるけど、どちらが本当なの?」と疑問に思ったことがあれば、それを大切にしていくのです。

つまり、自分の「主張」とは、自分の中にある明確な問題意識が前提にあってできるものなのです。そこで初めてこれまで他の人たちはその問題をどのように考えてきたのか、すでにどこまで解明されているのかなどを先行研究から探っていくのです。そのうえで、改めて自分の考えを掘り下げ、練り上げていく作業を行い、まだ見えていないところはどこなのか、どこに問題があるのかを明確にしていくのです。そのため、研究における「主張」とは、先行研究の熟読の中から出てくるべきものなのです。単に自分はここが問題だと感じていてこうすれば解決すると主張するだけでは意味がないのです。なぜなら、すでに自分が考えていることは、先人たちが主張してきて解明されていることかもしれないし、実は自分が着目していることよりももっと重要な解決すべき問題が別のところにあるかもしれないかからです。単に自分が気づいていないだけなのかもしれないのです。そのため、研究は自分勝手な見方では成り立たないのです。謙虚に先人から学ぶ姿勢が重要なのです。それが社会的意義のある研究につながっていきます。

自分の問題意識を掘り下げる作業は、自分の人生における課題や生きづらさを感じている部分かもしれず苦しい作業になりますが、その作業は必ず自分の人生を良い方向へと導いてくれます。悩んだら悩んだ分だけ、葛藤したら葛藤した分だけ、それを乗り越えた時に見えてくる世界が違います。楽しみにしていてください(*^_^*)

また続きは少しずつ書いていきたいと思います。

#ゆ〜り