Google Scholarの利用法(2):参考文献の作成に使ってみる

20171019日(木)
前回に引き続き「Google Scholarの利用法」です。今回は論文末に参考文献についてです。
Google Scholarの検索結果を見ると

スクリーンショット 2017-10-12 14.55.32

上の図にもあるように「」をクリックすると

スクリーンショット 2017-10-12 15.15.38

このように3つの書式で論文の書誌情報が表示されますので、参考文献リストを作成する時にここから情報を入手することができます。

以下の3つの書式で表示されています。
MLA Style(米国現代語学文学協会(Modern Language Association of America)が規定しているスタイル)
 →著者名.”論文タイトル”. 雑誌名(書体はイタリック)巻号 (出版年): ページ.

APA Style(米国心理学協会(The American Psychological Association)が規定しているスタイル)
 →著者名. (出版年).論文タイトル. 雑誌名(書体はイタリック), 巻号, ページ.

ISO690 Style(国際標準化機構 (International Standard Organization)が規定しているスタイル)
 →著者名.論文タイトル. 雑誌名(書体はイタリック),出版年,巻号: ページ.

微妙に出版年の場所や、ピリオド「.」、コンマ「,」、コロン「:」の使い方が違っているのがわかると思います。

マーヤさんの「引用・参考文献リストの書き方」に参考文献リストに必要な書誌情報と書式について書かれていますので、それも参考にしてみてください。

参考文献の形式は専攻分野や雑誌によって異なるので、雑誌に投稿する場合は執筆要項をよく読んでおくことが重要です。特に参考文献の書式が決められていない場合は、自分の参考文献リストの中で統一する必要があります。

RefWorksのような文献管理ツールを使う方法もありますが、データベースソフトで参考文献のデータベースを作成しておくのも良いかもしれません。

LALA文庫(B12:図書館請求記号816/W46)にある『大学生のための論文・レポートの論理的な書き方 / 渡邊淳子著』研究社(2015)の83〜87ページも参考にしてみてください。貸出中になっていても、この本は電子ブック(利用期限:2017/11/17←ただし期限付き!!)でも読めます。

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